[CSR生成(ECC)] Apache 2.x + mod_ssl + OpenSSL(新規・更新)

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最終更新:2024年11月29日

こちらのページでは、Apache環境でECCサーバ証明書用のCSRを生成する手順をご紹介いたします。

※弊社にて検証を行った際の一例をご紹介しており、動作を保証するものではございません。本手順について内容の変更等や誤りがあった場合、弊社では一切の責任を負いかねることを予めご了承ください。
詳細は各ツールのドキュメント等をご参照ください。
※Apacheはオープンソースのアプリケーションです。脆弱性などの問題がないか、随時情報を確認いただき、万一問題を発見された場合は、該当サービスの停止や対応パッチがリリースされている場合は速やかに適用するなど、運用には十分ご注意ください。

本例では以下環境を前提としています。お客様の環境に合わせて任意に読み替えてご覧ください。

コモンネームssl.globalsign.com
confディレクトリまでのパス/etc/httpd/conf/
秘密鍵の保存ディレクトリ/etc/httpd/conf/ssl.key/
CSRの保存ディレクトリ/etc/httpd/conf/ssl.csr/
秘密鍵のファイル名ssl.globalsign.com.key
CSRのファイル名ssl.globalsign.com.csr
  1. コマンド実行の準備をします。 OpenSSLがインストールされているか確認してください。

    # openssl version

    Apacheの confのパスに移動してください。

    # cd /etc/httpd/conf/
  2. 秘密鍵を生成します。

    # openssl ecparam -out ./ssl.key/ssl.globalsign.com.key -name prime256v1 -genkey

    ※NIST(米国立標準技術研究所)が推奨する曲線prime256v1(P-256)を指定します。

  3. CSRを生成します。

    # openssl req -new -key ./ssl.key/ssl.globalsign.com.key -out ./ssl.csr/ssl.globalsign.com.csr

    ※Common Nameは、半角英数文字 および ハイフン[-]、ドット[.]が利用可能です。
    ※Common Name、Country Name以外は、半角英数文字と半角スペース、および 半角記号 !#%&'()*+,-./:;=?@[]^_`{|}~がご利用可能です。
    ※‘.’ (ドット), ‘‐‘ (ハイフン), ‘ ‘ (スペース), ‘_‘ (アンダースコア) などのメタデータのみを入力された場合は、削除して発行を行います。
    ※ワイルドカードオプションをご利用の場合は、Common Nameにアスタリスク[*]を含めてください。例: *.globalsign.com

    フィールド 説明
    Country Name 国を示す2文字のISO略語です。 JP
    State or Province Name 組織が置かれている都道府県です。 Tokyo
    Locality Name 組織が置かれている市区町村です。 Shibuya-ku
    Organization Name 組織の名称です。 GlobalSign K.K.
    Organization Unit Name 組織での部署名です。 Sales
    Common Name ウェブサーバのFQDNです。 ssl.globalsign.com
    Email Address 入力不要です。
    A challenge password 入力不要です。
    An optional company name 入力不要です。

    ※企業認証SSLをご利用の場合、サイトシールに表示される項目です。詳細な番地はお申し込みの際に入力いただきます。
    例)sakuragaoka 20-1

  4. 生成されたCSRをコピーし、お申し込みフォームに貼り付けます。

    更新または乗り換えのお客様 CSRのファイルが複数ある場合は、ファイルの更新日などを確認のうえ、お間違いのないようご注意ください。申請時に異なるCSRをいただきますと、秘密鍵との整合性がとれず、ご利用いただけません。
    万一CSRを間違えた場合は証明書の再発行を行っていただきます。

    ※CSRは破線の行も含めてコピーしていただく必要があります。余分な文字が含まれると正常に読み取むことができません。
    また、お申込み後に再度秘密鍵の生成をされますと、発行する証明書との整合性に問題が生じますので、鍵の生成はされないようご注意ください。