SANについて教えてください

最終更新:2024年11月29日

「SAN」とは、「Subject Alternative Name」の略称で、「サブジェクトの別名」という意味です。

SSLサーバ証明書に含まれる情報として、コモンネームを含むサブジェクトとは別に「SAN」という拡張領域があります。
SSLサーバ証明書のコモンネームには、FQDN(URL)を1つしか設定できませんが、 弊社が企業認証SSLまたはEV SSLの有償オプションとして提供しておりますマルチドメインオプションをご利用いただきますと、 SSLサーバ証明書内の「SAN」領域にFQDNを設定できるようになり、1枚の証明書で複数のウェブサイトの暗号化通信を実現することが可能になります。

なお、携帯電話(フィーチャーフォン)には、証明書の「SAN」を参照できない仕様のものがあるため、マルチドメインオプションで追加したFQDNでアクセスした際、正常にSSL通信を行えないことがあります。

ブラウザの鍵マークをクリックし、証明書の詳細タブを表示後、フィールド名「サブジェクトの別名」をクリックすることで、設定されている「SAN」の内容を確認することができます。
上の画像は、証明書の「SAN」表示例です。