- GMOグローバルサインサポート
- SSLサーバ証明書サポート情報
- ウェブサーバ以外の証明書設定方法
- [FTP over SSL] ProFTPDでの利用方法
メールサーバや、FTPサーバ、Webサーバが同一ドメインの場合、ワイルドカードオプションをご利用いただくことで、1枚の証明書で運用することが可能です。詳しくはこちらをご覧ください。
ProFTPDは、コンパイル時に --with-modules=mod_tls オプションを指定することで、Explicit方式の暗号化通信に対応します。
なお、こちらは証明書の設定に関するご案内のみとなっております。FTPサーバ自体の構築方法については参考書籍等でご確認ください。
※本手順は、opensslがインストール済み、proftpd-1.3.0aが暗号化対応でインストール済みである前提としています。
-
キーペアファイルを生成します。
※既に証明書をお持ちの場合は、秘密鍵をssl.keyディレクトリに保存して次の手順に進みます。作業場所
/usr/local/proftpd/etc/ssl.key/1.秘密鍵の生成
openssl genrsa -out ssl.globalsign.com.key 2048
2.CSRの生成
openssl req -new -key ssl.globalsign.com.key -out ssl.globalsign.com.csr※Common Nameは、半角英数文字 および ハイフン[-]、ドット[.]が利用可能です。
※Common Name、Country Name以外は、半角英数文字と半角スペース、および 半角記号 !#%&'()*+,-./:;=?@[]^_`{|}~がご利用可能です。 ※ワイルドカードオプションをご利用の場合は、アスタリスク[*]を含めてください。例: *.globalsign.comフィールド 説明 例 Country Name 国を示す2文字のISO略語です。 JP State or Province Name 組織が置かれている都道府県です。 Tokyo Locality Name 組織が置かれている市区町村です。 Shibuya-ku Organization Name 組織の名称です。 GlobalSign Organization Unit Name 組織での部署名です。
※指定がない場合は - (ハイフン)を入力してください。Sales Common Name サーバのFQDNです。 ssl.globalsign.com Email Addres 入力不要です。 - A challenge password 入力不要です。 - An optional company name 入力不要です。 - 生成されたCSR(ssl.globalsign.com.csr)を、お申し込みの際にフォームに貼り付けてください。
-
証明書の審査、発行が完了しましたら、証明書をインストールします。サーバ証明書は、契約者宛てにメールで届きます。
作業場所
/usr/local/proftpd/etc/ssl.crt/1.証明書の保存
「◆証明書」の部分 [-----BEGIN CERTIFICATE-----] から[-----END CERTIFICATE-----]
までをコピーし、サーバに保存します。
/usr/local/proftpd/etc/ssl.crt/ssl.globalsign.crt
2.中間証明書の保存
メール中の「◆中間証明書」をコピーしてサーバに保存します。/usr/local/proftpd/etc/ssl.crt/dvcacert.crt
3.証明書ファイルの結合
サーバ証明書(ssl.globalsign.com.crt)と、中間証明書(dvcacert.crt)を、1つのファイルに結合します。cat dvcacert.crt >> ssl.globalsign.com.crt
-
設定ファイルの編集
ファイルの場所
/usr/local/proftpd/etc/proftpd.conf追記の例 ※赤字の部分は、実際のファイル名までのパスを正しく記載してください。
<IfModule mod_tls.c>
TLSEngine on
TLSLog /var/log/proftpd.log
TLSProtocol SSLv23
TLSCipherSuite ALL:!ADH:RC4+RSA:+HIGH:+MEDIUM:+LOW:+SSLv2:+EXP
TLSRequired on
TLSVerifyClient off
TLSRSACertificateFile /usr/local/proftpd/etc/ssl.crt/ssl.globalsign.com.crt
TLSRSACertificateKeyFile /usr/local/proftpd/etc/ssl.key/ssl.globalsign.com.key
</IfModule> -
FTPサーバの再起動
ProFTPDのサービスを再起動してください。
コマンドの例
/etc/rc.d/init.d/proftpd restart
以上で完了です。
起動できない場合は、鍵の整合性が合っていないか、確認してください。
(参考:Apacheで証明書のインストール時に、鍵が合わないとのエラーになります。)
※apache用のご案内ですが、同じ手順で確認可能です。
SSL対応のFTPクライアントを利用し、Explicit方式を選択して暗号化通信をお試しください。
お気軽にお問い合わせください
音声ガイダンスが流れましたら、お問合わせの内容により以下の番号をプッシュしてください。
- 証明書のお申し込み、更新及びパスワードのお問い合わせ
- インストールなどの技術的なお問い合わせ
- 審査及び進捗確認に関するお問い合わせ
- お支払い、経理書類に関するお問い合わせ
- その他のお問い合わせ(5を押した上で、以下の番号をお選びください。)
- パートナー契約に関するお問い合わせ
- 採用に関するお問い合わせ
- 総務へのご連絡