ディップ株式会社様

安心して求人に応募できる環境を整えることに必要なeKYC

■ eKYCによる本人確認を導入した理由・背景・経緯などをお聞かせください。

進藤様私たちは、企業の求人広告を掲載する前に、その企業が適切かどうかを審査する与信活動を行っています。現在、この審査は営業訪問を通じて企業の実在確認を行う形で進めています。しかし最近では、「シェアオフィスで求人を掲載したい」という依頼を受け、実際にシェアオフィスで商談を行いながら掲載を進めようとするケースが増えています。このような場合、訪問や身元確認だけでは十分な審査が難しくなっています。

そこで、現在は登記簿の取得や不動産の賃貸証明の確認といった手段を活用し、審査を強化しています。一方で、個人事業主などの場合、登記簿や賃貸証明を取得できないケースもあります。そのため、そうした方々にも安心して当社のサービスを利用していただくこと、また、求職者の皆様が安心して求人に応募できる環境を整えることを目的として、eKYCによる本人確認を導入しました。

メールアドレスさえあれば利用できる手軽さと柔軟性、導入スピードが魅力

■ その中で今回GMOグローバルサインのスマホde本人確認をお選びいただいた理由がございましたら、お聞かせください。

進藤様当初、私たちはシステム組み込み型のeKYCを検討しており、APIやSDKを活用する方法を考えていました。しかし、この方法には大きく3つの課題がありました。

1つ目は、開発にかかる時間です。場合によっては、システムの構築に半年近くかかることもあります。
2つ目は、コストの問題です。月額30万〜40万円と高額な費用が発生するため、慎重に検討する必要がありました。
3つ目は、ユーザーがeKYCを利用してくれるのかという懸念です。そもそもeKYCが運用可能なのか、といった課題がありました。

これらの課題を解決するために、最適なサービスを探していたところ、以下の理由で御社のeKYCが優れていると感じました。

1つ目は、開発が不要であることです。クラウドサーバーの設定は必要ですが、それ以外に大きな開発作業が発生しない点は大きなメリットでした。
2つ目は、利用件数に制限はあるものの、コストがリーズナブルであることです。
3つ目は、テスト的に導入しやすい仕組みであることです。メールアドレスさえあれば利用でき、現在の業務フローを大きく変更することなくeKYCを組み込める点が、非常に大きな利点でした。

上記の理由により、御社のサービスを採用することを決めました。

■ 導入後、実際に運用してみての感想などお聞かせください。

進藤様まず、導入のスピーディーさも大きなポイントでした。約1週間で導入が完了し、非常に助かりました。スタートアップ企業では、「来月から試したい」といった急なニーズが頻繁に発生するため、この迅速な対応は大きなメリットでした。

次に、操作のシンプルさもポイントかと思います。管理画面からメールアドレスを入力するだけで利用できるため、特別な設定や複数の担当者を必要とせず、スムーズに運用できます。通常であれば、メールサーバーの設定や複数のチームメンバーの関与が必要になりますが、御社のサービスは管理画面が一元化されており、これ一つで業務が回る点が非常に便利でした。

また、個人情報を扱うためセキュリティ面の懸念もありました。しかし、GMOさんは既に取引実績があり、さらにGMOグローバルサインという認証局を運営するセキュリティ事業の会社であることから、信頼できると判断しました。 導入プロセスも非常にスムーズで、対応も迅速だったため、大変助かっています。

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