SOMPOケア株式会社様

社名	SOMPOケア株式会社
業種	保険事業
導入サービス	マネージドPKI Lite byGMO
課題	リモート環境でのアクセス
導入ライセンス数	1,000
URL	https://www.sompocare.com/

SOMPOホールディングスにおける介護・ヘルス事業の担い手であるSOMPOケアは、4つの介護事業会社の合併によって2018年7月に誕生しました。超高齢社会に向けて、全国各地に在宅介護から施設介護までの幅広い介護サービスを提供することで、地域に根差しながら、高齢者やそのご家族の多様なニーズに応える介護サービスを提供できることが強みとなっています。
今回は、クラウド型の営業管理システムであるSalesforceへの二要素認証として、マネージドPKI Lite byGMOを導入した経緯を伺いました。

お話を伺った方

SOMPOケア株式会社
業務革新部 ITサービス課　湯口 祐介様

社外からSalesforceへのアクセスに二要素認証の導入検討

■ どのような事業を展開されていますか？

湯口様全国に幅広く介護事業を展開しており、老人ホーム、高齢者向け住宅、デイサービスや在宅介護などの複数サービスを行っております。全国に800拠点ほどあり、現場には20,000人を超える介護士スタッフなどが在籍し、高齢者向けのケアをしています。私は、当社で社内のITインフラやシステム関連を担当しており、今回のクライアント証明書の導入推進をはじめとした業務を行っております。

■ マネージドPKI Lite byGMOを導入した理由・背景・経緯をお聞かせください。

湯口様以前は、サービスごとに営業支援ツールを利用して介護情報の管理等を行っていましたが、本年度より営業支援ツールをSalesforceに統合しました。Salesforceでは施設入居希望者からの問い合わせ情報を記録したり、営業担当が日々の営業の記録などといった日報として利用しています。介護現場の仕事は移動もあり、外部からスマートデバイスでのSalesforceのアクセスが必須となります。

しかし、社外からSalesforceにアクセスを行う場合、ユーザIDとパスワードのみではセキュリティ上、不安がございましたので、二要素認証の導入検討を開始しました。ところが、実際に利用する現場のユーザは介護スタッフであり、ITリテラシーが高くないため、現場にどのように定着させていくかが課題となっていました。

外部からスマートデバイスを利用してクライアント証明書を配布

■ 実際に弊社サービスをどのようにご利用いただいてますか？

湯口様今回、マネージドPKI Lite byGMOのライセンスを1,000ライセンス導入し、外部からスマートデバイスを利用してSalesforceにアクセスするユーザ向けにクライアント証明書を発行して、ログイン時に二要素認証として利用しています。クライアント証明書の配布タイミングは、現場サポート体制の確立を考慮し、2週間ごとに5回に分けて行い、各施設のIT担当から現場へ展開していきました。

導入の決め手は、証明書発行フローの手軽さと、別のシーンでの二次展開が想定できること

■ 他社サービスと比較検討されていたとのことですが、今回GMOグローバルサインのマネージドPKIをお選びいただいた理由がございましたら、お聞かせください。

湯口様クライアント証明書の検討時、Salesforceと連携をしている、別のクラウド型認証サービスが検討に上がっていました。前述の通り、現場のITリテラシーの問題から、その他社サービスはデバイスの承認フローなどが複雑で、ユーザの手間が発生することから現場に定着するのに時間がかかることが懸念されました。しかし、クライアント証明書の場合、私が1度申請し、利用者側がインストールを行えば、簡単に利用できることが大きな決め手となりました。

また、既にGMOグローバルサインのSSLサーバ証明書を利用していたことや、クライアント証明書には今回の利用方法だけではなく、将来的に別の利用シーンでの二次展開が考えられたため、クライアント証明書（マネージドPKI Lite byGMO）の採用を決めました。

■ 導入後、弊社サービスに対するご意見やご感想、さらに今後のセキュリティ強化に関するご予定がありましたらお聞かせください。

湯口様証明書配布の際、GMOグローバルサインのマニュアルに手順がまとまっており、担当営業の方にも的確かつ迅速にサポートいただけたので、スムーズな導入ができました。

今後の課題といたしましては、今回メールにて配布した証明書を、MDMを利用して更に簡単に配布できる方法等を検討したいと考えています。

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