GMOグローバルサイン

マネージドPKI Lite byGMO導入事例

日鉄ソリューションズ株式会社様

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  3. 日鉄ソリューションズ株式会社様

金融システムへの連携の拡張性を求めて、
他社からGMOグローバルサインに乗り換えした事例

社名日鉄ソリューションズ株式会社
業種IT・通信
導入サービスマネージドPKI Lite byGMO
課題管理者負担削減
導入ライセンス数
URLhttps://www.nssol.nipponsteel.com/

日鉄ソリューションズ株式会社は、鉄鋼メーカーである新日鐵住金株式会社の情報通信会社として1980年に設立されました。情報システムに関するコンサルティング、ソリューションの提案、それを実現するシステムの設計や開発、保守や運用までをサービス提供しています。親会社向けのビジネスや鉄鋼関連だけでなく、社会インフラやITインフラに対しても事業を展開しており、特に金融業務分野に強みを持っています。コンサルティングからソリューション提供、システム開発まで幅広くビジネス展開しています。

お話を伺った方

日鉄ソリューションズ株式会社
金融ソリューション事業本部 業務系ソリューション事業部 業務系システムエンジニアリング第三部 第2グループ
エキスパート 水落 友樹様

導入の決め手/ポイント

  • システム構成の見直しをきっかけに、組み込み連携における拡張性と管理者の運用しやすさで、プライベート証明書から乗り換え
  • 顧客のインターネットバンキングのログイン認証を強化する必要があった
  • システム連携におけるAPI仕様の柔軟性と、電子証明書ベンダーとしての実績と知名度が導入の決め手

組み込み連携における拡張性と管理者の運用しやすさで、プライベート証明書から乗り換え

■ どのような事業を展開されていますか?

水落様私の担当するソリューションは、主に地方の金融機関様向けに外為総合インターネットバンキングシステムをサービスとして提供しています。メガバンクの場合は自社で開発をするパターンが多いですが、当社のお客様には、自社開発より開発コストを抑えた、スピーディな導入が可能です。ホワイトラベル型のサービスなので、お客様独自のロゴの配置やカラー変更などが可能となっております。外為業務として、為替予約サービス、仕向送金サービス、輸入信用状開設変更サービス、被仕向送金サービス、外貨預金サービスを提供しております。

■ マネージドPKI Lite byGMOを導入した理由・背景・経緯をお聞かせください。

水落様前述のインターネットバンキングシステムにおいて、自社の最新のデータセンターへ場所を移転することになり、システムの構成をすべて一度見直すことになったのが経緯です。今まで他社のクライアント証明書(プライベート証明書)を利用しており、証明書の取得をシステム内に組み込んでいたのですが、GMOグローバルサインのクライアント証明書発行サービス「マネージドPKI Lite byGMO」の方が、その組み込み連携における拡張性や幅広さがあると判断したため、今後の将来性も考慮して、今回乗り換えを決定いたしました。

加えて、「マネージドPKI Lite byGMO」のようにクライアント証明書の発行を管理者で行えるようなサービスにおいては、管理画面へのログイン時のアクセスに制限をかけてセキュリティを強化するのが一般的ですが、GMOグローバルサインの場合、アクセス用証明書を複数デバイスにインストールできるため、あらかじめ用意しておけば複数デバイスからアクセスが可能となることも便利でした。

顧客のインターネットバンキングのログイン認証を強化

■ 実際に弊社サービスをどのようにご利用いただいてますか?導入されたウェブサイトやサービスについて、具体的な利用用途をお教えください。

水落様前述のインターネットバンキングにおいて、利用ユーザがログインする際の認証に利用しています。インターネットという特性上、不正ログインをされてしまうと直接的に甚大な金銭被害が発生してしまうため、厳重なセキュリティが必要です。「マネージドPKI Lite byGMO」で発行・配布したクライアント証明書を、利用されるユーザはあらかじめデバイスにインストールしておいていただき、あとは都度、ログイン時にその証明書を利用してアクセスする、という仕組みです。

システム連携におけるAPI仕様の柔軟性と、電子証明書ベンダーとしての実績と知名度が導入の決め手

■ 他社のクライアント証明書発行サービスをご利用されていたとのことですが、GMOグローバルサインに乗り換えた理由は何ですか?数ある認証局の中から、GMOグローバルサインをお選びいただいたのでしょうか?

水落様前述したシステム連携におけるAPI仕様の柔軟性と、国内での知名度が乗り換えの決め手でした。利用企業が金融機関であることから、今まで利用してきたサービスベンダーから変更をする場合、変更理由を明確に説明した書類を提出する必要があります。システム連携における当社側のメリットだけでなく、国内シェア1位のSSLサーバ証明書で培ってきた電子証明書ベンダーとしての実績と知名度を説得要素にしたことで、お客様から同意を得ることができました。

■ 導入後、弊社サービスに対するご意見やご感想、さらに今後のセキュリティ強化に関するご予定がありましたらお聞かせください。

水落様証明書配布の際、GMOグローバルサインのマニュアルに手順がまとまっており、担当営業の方にも的確かつ迅速にサポートいただけたので、スムーズな導入ができました。

営業やサポートの方の印象が非常に良いです。当方としても依頼するのは難しいだろうと思いながら、どうしてもお願いしたい事項を営業の方にご連絡したところ、柔軟に対応いただき非常に助かりました。また導入時にトラブルが発生してサポートの方に連絡をした際も、迅速に回答いただきました。

改善要望を挙げるとすれば、さまざまな電子証明書サービスを提供していることからか、それらをすべて一元管理できる管理画面が、「マネージドPKI Lite byGMO」だけを利用する人にとっては複雑だと感じます。多機能だとは思うのですが、もう少しシンプルにしてもらう、自分が利用しているサービス専用の管理画面にしてもらう、などといったことが実現すれば、利用者にとってより使い勝手が良いと思います。

今後については、「マネージドPKI Lite byGMO」で発行するクライアント証明書とモバイルデバイスを活用して、新たな認証方法を生み出すことができないか、ソリューションを検討していきたいと思っています。

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