GMOグローバルサイン

マネージドPKI Lite byGMO導入事例

株式会社マルハニチロ物流様

  1. GMOグローバルサイン
  2. お客様導入事例
  3. 株式会社マルハニチロ物流様

自社の物流情報照会システムへ
取引先がアクセスする際の認証強化をした事例

社名株式会社マルハニチロ物流
業種運輸・倉庫
導入サービスマネージドPKI Lite byGMO
課題顧客・エンドユーザ負担削減
導入ライセンス数
URLhttps://www.logi.maruha-nichiro.co.jp/

食品メーカーであるマルハニチロの前身の会社の冷蔵倉庫事業から「マルハ物流ネット」として設立され、2008年から現社名に。冷蔵倉庫、運送取扱、通関といった低温物流事業を展開しており、日本全国に34拠点を持つ冷蔵倉庫の保管能力は60万トンを超え、冷凍食品の保管や円滑な物流で日本の食卓を支えています。また、マルハニチログループの食品流通基盤としてだけでなく、海外からの輸入食料品の通関と保管、業務用や一般消費者向けの食品の管理など、輸配送・通関等を含めた総合物流サービスを提供しています。

お話を伺った方

株式会社マルハニチロ物流
システム部 運用改善課
副部長 下田 俊彦様、主任 森田 春様、主任 山谷 諒様、主任 堀内 美幸様

導入の決め手/ポイント

  • USBトークンによるアクセス認証を利用していたが、安全性・利便性などの観点から乗り換えを検討
  • ID・パスワードとクライアント証明書の二要素認証に変更。エンドユーザも安心してシステムを利用できるように
  • 運用側・利用者双方で管理のしやすさと、弊社サポート体制の充実が導入の決め手

USBトークンでの認証は、管理者・利用者の双方でデメリットが存在

■ どのような事業を展開されていますか?

冷蔵倉庫の運営や管理をして、安定した食品流通を支えるインフラとして事業を展開しているため、物流品質の向上を目的に、保管在庫の把握や円滑な物流に欠かせない情報照会システム「MANBO」というサービスを数年前に自社で開発し、お客様にご利用いただいています。「MANBO」は情報の照会だけではなく、システム内での請求書のダウンロードや、保管している食品の出庫指示をする機能も持ち合わせています。

■ マネージドPKI Lite byGMOを導入した理由・背景・経緯をお聞かせください。

当システムに別の認証方法でお客様にログインしていただいていましたが、そのサービスベンダーとの取引終了により、利便性向上とセキュリティ強化の観点から、別の認証方法である電子証明書に乗り換えをいたしました。

以前まではUSBトークンによるアクセス認証を利用しており、お客様に配布して、挿入したPC端末からのみアクセスできるようにしていました。しかしこの機会にUSBトークンの安全性、技術自体の脆弱性、運用側の利便性といった要素で、アクセス方法の見直しを検討しており、郵送で取り替え作業をする手間、USBトークンの個数に応じたPC数でしか同時ログインできないこと、紛失のリスク、システムログインの前にUSBトークンのID・パスワードを入力しなければいけない手間など、お客様側でのデメリットだと感じていました。

自社構築した認証局によるプライベートなクライアント証明書も選択肢にはあったのですが、社外のお客様にご利用いただくのは不安があり、電子証明書のベンダーであり、パブリックな認証局を運用しているGMOグローバルサインのマネージドPKI Lite byGMOを利用することにしました。

ID・パスワードとクライアント証明書の二要素認証に変更

ー 実際に弊社サービスをどのようにご利用いただいてますか?導入されたウェブサイトやサービスについて、具体的な利用用途をお教えください。

お客様の情報照会システム「MANBO」へのアクセス認証に利用しています。当社が管理者としてライセンス発行したクライアント証明書をメールで配布して、お客様側で利用するPCにインストールいただき、そのクライアント証明書とシステムのID・パスワードによる二段階認証でログインいただいています。

システム内でお預かりしている食品の出庫指示ができてしまうため、ログイン情報が外部に流出してしまうと、不正ログインによる被害が発生する可能性があります。認証強化できたことで、継続してお客様に安心してご利用いただけるようになりました。

導入の決め手は、管理者・利用者双方で運用のしやすさとマニュアルの充実

■ 他社のクライアント証明書発行サービスをご利用されていたとのことですが、GMOグローバルサインに乗り換えた理由は何ですか?数ある認証局の中から、なぜGMOグローバルサインをお選びいただいたのでしょうか?

新しい認証方法に切り替えるタイミングで、スピード感をもって部署で作業に取り掛かろうとしていたのですが、問い合わせた際の営業の方のものすごく迅速な対応で、採用を決定したというのが正直なところです。クライアント証明書をインターネット検索して、数社にオンラインで見積もりの依頼をしたのですが、GMOグローバルサインの営業担当の方がその中で最も早く、かつ丁寧に対応してくれたことがきっかけでした。

その後はすぐに商談でご来社いただき、ウェブサイトのクライアント証明書の運用方法説明もわかりやすかったため非常にスピーディで導入決定まで進みました。パブリックなクライアント証明書を利用するのは初めてでしたので、導入作業に不安があったのですが、この会社とこの担当の方なら安心できると思いました。

■ 導入後、弊社サービスに対するご意見やご感想、さらに今後のセキュリティ強化に関するご予定がありましたらお聞かせください。

導入以前と比較すると、PCに挿入したUSBトークンのID・パスワード入力、という作業が不要になり、最終的にシステムへのログインにアカウント情報は入力しますが、クライアント証明書でシームレスにアクセスできて便利になったと思います。加えて、お客様のメールアドレスに対して証明書を発行しているので、誰が保有して利用しているか把握できますし、お客様側ではUSBトークンのように貸し借りできないようになりましたので、紛失のリスクも心配不要で、かつ複数の利用者が同時にログインすることも可能になったことがメリットとなりました。

今後の要望としては、多数のお客様向けに発行して利用している立場としては、お客様ごとにブラウザやバージョンなど環境が違うので、マニュアルやナレッジをさらに充実させていただき、よくある質問や細かな情報をドキュメント化してご提供いただけると、非常に助かります。

本事例はPDFでもご確認いただけます

グローバルサインのサービスをご検討のお客様